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  • 加賀市・重要文化財修繕(実性院)屋根修繕の勉強会をしました

    2020/07/13

    [ 伝統建築 ]

    新築・リフォーム、社寺修繕 広報担当の菅沼です。

     

    現在、加賀市・重要文化財修繕(実性院)の工事が始まっています。

    今後段階的に修繕を行っていく中で、まずは屋根から直しています。

     

    最初は「唐破風」というお寺様正面の屋根から直しました。

    雨漏れで部材の損耗が激しい状況です。

    部分的に補強しつつ、あるべき姿に復旧していきます。 

    屋根を設置すると見えず、足場がないとこの位置では見れない貴重な写真です。

    腕のようにでている太めの材料を「輪垂木」といいます。

    現状はこのような一つの部材ではなく、同じ幅で何枚かの木を重ねて構成していました。

    単純に元の姿に戻すのではなく、本来の姿と現在の技術を取り込んだ復旧することが重要です。

    平の部分と曲がりの部分で木材の厚さを㎜単位で調整しています。

    職人の高度な技術によって、直線だった木材をこれだけ美しい曲線へ加工できます。

    また本日は弊社の設計士へ向け、実物を見ながらの勉強会を行いました。

    本設計は社長が実施しており、直接どういった納まり、詳細について説明がありました。

    各修繕工事で必要に応じて勉強会を行い、技術を継承に努めています。